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教えて921さん!

ノーコードでプロセスの自動化をしよう!

こんにちは、Nambuです。今回はワークフロー、プロセスビルダー、フローについて説明したいと思います。これらはソースコード(VisualforceやApex)を書かずにプロセスを自動化できるとても便利な機能です。頻繁に使われるので是非マスターしましょう。

ワークフロー、プロセスビルダー、フローとは

初めにこの3つについて説明したいと思います。この3つの機能はどれもプログラムを書くことなくプロセスを自動化するために使うことができる機能です。しかし、それぞれ出来ることの自由度やUI、開始条件が異なります。一番出来ることが少ないのはワークフロー、次がプロセスビルダー、一番自由度が高いのがフローとなっています。細かな複雑さや開始条件、出来ることは以下のサポートページに表でまとめられています。

help.salesforce.com

また、レコードの承認を自動化する機能としてこの3つとは別に承認プロセスが用意されています。

ワークフロー、プロセスビルダーが廃止になる!?

ここまで説明してきたワークフローとプロセスビルダーですがSalesforceからのアナウンスで廃止が案内されています。この2つは将来的にフローへの移行が予定されています。ただし、完全になくなるわけではなく移行ツールが提供され、その状況を見て新規作成ができなくなります。なので、業務中に既存のワークフローやプロセスビルダーを見たり編集する機会は出てくると思うので、無駄な知識などと思わずしっかりと覚えておきましょう。

フローの使い方

最後にフローの作成方法について説明したいと思います。ちなみにワークフローとプロセスビルダーの作成方法はそれぞれ以下の記事があるので、ぜひ確認してみてください。

sbs-sfdc.hatenablog.com

sbs-sfdc.hatenablog.com

フローの新規作成は設定からフローと検索してクリックし、右上の「新規フロー」ボタンを押します。 f:id:sbsSF:20220202151555p:plain すると新規ウィンドウでフロー作成画面が表示されます。まず初めにどの種類のフローを作りたいかを選びます。「コア」に表示されていないものを作りたいときはタブを「すべて+テンプレート」に切り替えます。今回はレコードトリガフローを選択した場合を説明します。 f:id:sbsSF:20220202151557p:plain レコードトリガフローでは初めに開始条件を設定します。フローの開始条件となるオブジェクト、動き始める条件、さらに作成や更新などよりも細かい特定の条件の場合はエントリ条件を指定します。 f:id:sbsSF:20220202151559p:plain f:id:sbsSF:20220202151600p:plain 完了を押すとフロービルダーが表示されます。ロジックを組むための要素は左側のツールボックスの要素からドラッグで画面上に持っていきます。 f:id:sbsSF:20220202151602p:plain また、ツールボックスのマネージャーを用いることで変数や定数、数式、テキストテンプレート、フェーズを作ることができます。変数を用意することで画面上で入力された値など取得することができます。 f:id:sbsSF:20220202151604p:plain 画面上に設置した要素同士を結ぶときは要素の白丸をクリックしてドラッグで別の要素の白丸まで結びます。 f:id:sbsSF:20220202151606p:plain フローを保存するときは右上の保存ボタンをクリックします。するとポップアップが出てくるので表示ラベルとAPI参照名を入力して保存を押します。 f:id:sbsSF:20220202151607p:plain また、保存したフローが動くためには右上のボタンから有効化する必要があります。 f:id:sbsSF:20220202151610p:plain 一度作成したフローを編集する場合はフロー定義からフローの表示ラベルをクリックして行います。 f:id:sbsSF:20220202151612p:plain

より詳しいフローの使い方は別の記事になるので是非そちらも読んでみてください。 今回はこのくらいで、また会いましょう!