S.B.S. Salesforce技術ブログ

教えて921さん!

プロセスビルダーの作成をしよう

こんにちは!mkです!
今回はプロセスビルダーの作成をするにはどうしたらいいの?
というところについて話していきたいと思います。

そもそもプロセスビルダーとは


ルールを決めて、そのルールに従いアクションを行うことが出来ます。
ワークフローの記事を読んでくれた方はおや?と思うかもしれません。
sbs-sfdc.hatenablog.com そうです、同じことを言っているんです。 では何が違うのかというとルールの決め方が違います。 ワークフローでは〇〇が出来ていたらアクションをする!というものでしたが、実は〇〇が出来ていなかったらどうするか、というのが設定できなかったんですね。
もし設定するなら〇〇が出来なかったときに別のアクションをする、というもう一つ別のルールを作る必要がありました。 ところがプロセスビルダーでは○○が出来たときはあれして、出来なかったときはこうする、といったことが設定できてしまいます!
さらに○○が出来なかったとき、××が出来たらあれして、出来なければこれする、といったような一連の流れを一つのプロセスとして設定することが出来てしまう非常に便利な機能になります!
f:id:sbsSF:20200918095310p:plain 【追記:2020/9/18】
他にもワークフローとプロセスビルダーには違いがあるので簡単に紹介すると...
1.ワークフローはルールを一つしか設定できないがプロセスビルダーは複数可能
2.「レコードの作成」対象がワークフローはToDoのみ作成可能だったがプロセスビルダーはリレーションの有無に関わらず任意のレコード作成が可能
...と他にも違いはありますが、ワークフローに出来てプロセスビルダーに出来ないことはない!と言えるのではないでしょうか。(もしありましたらぜひ教えてください!)

プロセスビルダーを作成してみよう


ワークフローの時と作成の画面がだいぶ異なりますが、難しいことは特にありません。
それでは作っていきましょう!
Salesforceの[設定]→ホームタブを選択
②[クイック検索]で「プロセスビルダー」を検索
③[新規]を選択
④プロセス名とAPI参照名の記入→プロセスを開始するタイミングの選択
⑤オブジェクトの追加を選択→ルールを設定するオブジェクトを選択
⑥プロセスの開始タイミングを選択→[保存]
⑦条件を追加を選択→条件名の入力→アクションの実行条件・条件を指定→[保存]
⑧ルール適用時のアクションのアクションを追加を選択
⑨アクション種別を選択→赤いコメ印(*)の必須項目をすべて入力→[保存]
⑩時間経過でアクションさせたい項目がある場合、スケジュールを設定を選択→いつアクションをするか選択→アクションを追加
⑪必要に応じて⑦~⑩を繰り返す
⑫右上の[有効化]を選択
これでプロセスビルダーの作成は完了です!
フローチャート形式なので後でも見返しやすいですね!

【追記2020/9/18】ルール設定やアクションの条件を間違えてしまった時、似ているプロセスを再度作りたい時など、また一から作り直すのは大変ですよね?
しかしプロセスビルダーは無効化しても編集作業をすることが出来ません。
ではどうすればいいのか?「コピー」ボタンを押しましょう!
すると「現在のプロセスのバージョン」「新規プロセス」の二つの選択肢が出てくるのでどちらかを選択して保存をすることで再度編集を行うことが出来ます!
しかしそれぞれ注意点があります。
「現在のプロセスのバージョン」の場合、有効化した時にコピー元を含めほかのバージョンのプロセスビルダーが無効化されます。コピー元の条件も活かし続けたい場合は「新規プロセス」を利用した方がいいでしょう。
「新規プロセス」の場合、有効化した時にコピー元と別物なのでコピー元が有効化されたままになります。対象のオブジェクトが同じときはより注意が必要になります。単純にルールの追加のみを行いたい場合は「現在のプロセスのバージョン」を利用した方がいいでしょう。

まとめ


プロセスビルダーは条件分岐をしてアクションの実行をさせることが出来ますよ!
時間経過でアクションを実行させることもできます!
フローチャートで表示されるからあとで見返したり編集しやすいですよ!