こんにちはYumotoです!
今回はシステム管理者の代理ログイン機能について説明していきます。
代理ログインとは?
まず初めに代理ログインとは何ぞやというところから説明していきます。
代理ログインとは
「システム管理者」が他の「任意のユーザ」として組織にログインして、そのユーザとしてSalesforceを見ることができる!
というものです。
どんな時に使うのか
例えば、こんな状況を見てみましょう。
システム管理者のAさんで、標準ユーザのBさんの二人がいたとします。
Aさんはあるオブジェクトに項目を追加しました。この項目は
「システム管理者のプロファイルをもつ人のみ編集できて、
標準ユーザのプロファイルの人は参照のみ」の項目レベルセキュリティを設定したとします。
設定を行ったAさんは
実際にBさんにはどう見えているのか、本当に参照のみになっているのかが気になるところです。
そんな時に使えるのが代理ログイン機能です!
Aさんはこの機能を使うことによって、BさんとしてSalesforceにログインして確認することができるのです。
代理ログインの方法
それでは実際に代理ログインの方法を見てみましょう。
①設定画面からユーザを開きます。
②代理ログインしたい任意のユーザの左にある「ログイン」をクリックします。
③すると画面上部にBさんでログインしていることを表すバーが表示されます。
ユーザのアイコンをクリックしてみると実際にBさんでログインしていることが確認できます。
これはBさんの立場でSalesforce見ている状態です!
先ほどのオブジェクトを見てみて、もし想定と違う設定になっていたら、
実際に本物のBさんがSalesforceにログインしたときに、その設定で利用することになってしまうので気を付けましょう!
確認が終わったら
③のアイコンマークの下のログアウトを押しましょう!
(※この時の動作については、この記事下部にあるTipsも見てください!!!!)
「ログイン」が表示されない時
いくつかの組織を見ていると、たまに上記の②の「ログイン」が表示されていないことがあります。
この代理ログイン機能が有効化されていないことが原因です。
設定方法を見てみましょう。
①設定画面のクイック検索で「ログイン」と検索。
[ログインアクセスポリシー]をクリックします。
②開いたページの設定の欄の「管理者は任意のユーザでログインできます」の横の、有効化のチェックボックスにチェックを入れて保存。
「管理者は任意のユーザでログインできます」の表示がない時
組織によっては上のチェックボックスが表示されていないことがあります。
その時は、代理ログインの有効化をサポートにお願いするようにしましょう、、、、。
Tips
代理ログインをしている状態からログアウトしたら、Aさんでログインしている状態に戻ってほしいですよね。
これにも一つ設定が必要です。
その設定について手順を説明します。
①設定画面から「セッション」と検索、出てきた「セッションの設定」をクリック
②「セキュアな接続(HTTPS)が必要」セクションの「ユーザとしてログインしてから再ログインを強制する」のチェックを外し保存
この設定をすることで、代理ログイン状態からログアウトした際に、システム管理者のアカウントでログインした状態に戻ることができます。
この設定ができていないと、毎回ID、PWをきかれるログイン画面に遷移してしまうので作業効率が落ちます!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は代理ログイン機能、そしてその注意点、Tipsを紹介しました!
システム管理者で設定をした際に、実際のユーザではどのように見えるのかテストすることは非常に大事です。 代理ログインを有効活用してしっかり自分で設定を確認する癖をつけましょう!